草津市立市民総合交流センター(くさつしりつしみんそうごうこうりゅうセンター)は、滋賀県草津市大路二丁目にある、市民交流・男女共同参画・子育て支援などを目的とした複合施設である。なお、当施設にはキラリエ草津(キラリエくさつ)という愛称が付いている。
当施設の事業手法は30年間の定期借地権(PFI方式)であり、民間事業者(髙松建設)が施設を設計・建設し、草津市が公共施設部分を買い取って施設を設置した。当施設には指定管理者制度を導入しており、キラリエ草津運営共同事業体が指定管理者として運営している。なお、当施設は団体登録制度の「キラリエサポーター制度」によって登録された市民団体が事業に参画している。
歴史
かつては「草津市立会館サンサンホール」(以降は「サンサンホール」〈同施設の略称〉と表記)が滋賀県草津警察署の旧庁舎(1969年〈昭和44年〉10月竣工、2021年〈令和3年〉9月移転)の隣にあった。同ホールは舞台を併設した文化・交流施設であったが、草津市立草津アミカホール(略称・草津アミカホールまたはアミカホール)が1992年(平成4年)5月に開館したため文化施設の機能は同ホールに移転した。その後の「サンサンホール」は交流施設として残存したが、老朽化および草津市立市民総合交流センターの整備に伴い閉鎖した。なお、「サンサンホール」は閉鎖後も廃墟としてそのまま残っている(2022年〈令和4年〉8月時点)。
年表
- 2014年(平成26年)12月 - 草津市が大路二丁目の西友草津店(2000年〈平成12年〉閉店)跡に「(仮称)市民交流センター」の整備基本計画案を発表する。
- 2016年(平成28年)9月 - 国の交付金減額により整備計画を再検討し、定期借地権方式とすることを決定する。
- 2018年(平成30年)
- 2月 - 定期借地権方式の優先交渉権が芙蓉総合リースに与えられ、開業予定時期が2020年となることが決定する。
- 7月11日 - 鉄骨の確保が困難となったため開業時期に遅れが発生する。
- 2020年(令和2年)9月 - 市民交流施設の愛称を「キラリエ草津」とすることが決定する。
- 2021年(令和3年)
- 3月1日 - 竣工。
- 4月2日 - 商業施設棟を開設。同日、フレンドマート草津大路店がオープンする。
- 5月6日 - 交流施設棟を開設する。
- 2024年(令和6年)4月13日 - ミュージックバードが制作するラジオ番組「あの頃青春グラフィティ」(ラジオパーソナリティ:岡野美和子)の公開生放送を実施。同企画は草津市の市制施行70周年およびえふえむ草津(同番組ネット局の1つ)の開局15周年を記念したものであり、同番組を滋賀県内から生放送したのは今回が初めてであった。
愛称の由来
「キラリと輝く人々をつなぐエリア」になる願いを込めた造語であり、愛称そのものは一般公募によって決定した。なお、「つなぐ」はフランス語では「リエゾン」と呼ぶため、キラリエは「キラキラ」と「リエゾン」の造語でもある。
施設
交流施設と商業施設は別棟となっているため、分類して解説する。会議室は交流施設の各階(6階は大会議室)に、和室は交流施設の4階に、調理室と更衣室は交流施設の5階にそれぞれ設けているが、102会議室(1階)は軽運動室(用途:バレエなど)として使用している。
交流施設
公民合築棟となっており、草津市が運営する施設や税関の出張所などが入居する。1階にはテナント店舗を併設している。
(施設案内に関する出典:)
商業施設
民間独立棟となっており、スーパーマーケットが入居している。なお、店舗そのものは1階だけであり、2階から上はすべて立体駐車場(自走式)となっている。
(店舗に関する出典:)
アクセス
- 鉄道
- JR琵琶湖線(東海道本線)・JR草津線草津駅下車、同駅東口から徒歩約5分。
- バス
- 帝産湖南交通・近江鉄道バス・滋賀バス・まめバス「大路」停留所下車、徒歩約2分。
- 自動車
- 名神高速道路栗東インターチェンジ下車、約15分。
脚注
注釈
出典
本文
新聞
外部リンク
- 草津市立市民総合交流センター(キラリエ草津) - 公式サイト
- 草津市立市民総合交流センター条例(令和2年6月29日 条例第21号) (PDF) - 草津市
- 『草津スケッチ』市民総合交流センター「キラリエ草津」〜草津市民の新たな活動と交流の拠点〜 - YouTube(滋賀県草津市役所、2021年5月25日公開)



