御室仁和寺駅(おむろにんなじえき)は、京都府京都市右京区御室小松野町にある、京福電気鉄道北野線の停留場である。駅ナンバリングはB5。
歴史
- 1925年(大正14年)11月3日:京都電燈が経営する嵐山電鉄北野線の北野駅(現在の北野白梅町駅) - 高雄口駅(現在の宇多野駅)間の開業に伴い、御室駅(おむろえき)として開業。
- 1942年(昭和17年)3月2日:路線継承により京福電気鉄道の停留場となる。
- 2002年(平成14年):第三回近畿の駅百選に認定される。
- 2007年(平成19年)3月19日:駅名を御室仁和寺駅に改称。
停留場構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能となっている。北野白梅町駅方面行きホームにのみ駅舎がある。
駅舎には改札口や出札口もあるが、現在は無人駅であり通常は使用されていないが、仁和寺の「さくらまつり」の時期など、特に混雑が予想される場合は集札業務を行うこともある。この場合、改札口にスルッとKANSAI用のカード読み取り機が設置される。
なお、出札口は「のりばご案内」の掲示板で塞がれている。駅舎正面に掲げられた額には御室仁和寺駅に改称になったあとも「驛室御」と旧字体・右横書きの旧駅名が掲げられたままである。
停留場周辺
その名のとおり世界遺産仁和寺の最寄り停留場であり、駅前から仁和寺の山門である二王門が見える。
- 仁和寺
- 京都市立御室小学校
- 京都市立双ヶ丘中学校
バスのりば
- 「御室仁和寺」停留所
- 北に200メートルほど歩いたところにある仁和寺の山門前にある。
- 京都市営バス:10・26・59系統
- 西日本ジェイアールバス:高雄・京北線
- 備考
- かつては「京福御室駅前」停留所があり、京都バスの84系統(「京都駅前 → 京福御室駅前」間の片道のみ)が土曜・休日に1本だけ運行されたが、2008年(平成20年)3月29日のダイヤ改正で廃止された。
ロケ地となった作品
- 映画
- 嵐電(2019年)
- テレビドラマ
- オードリー(2000年、連続テレビ小説)
- 恐怖新聞(2020年、東海テレビ・オトナの土ドラ)
- 薔薇王(1989年、金田一耕助シリーズ)
隣の停留場
- 京福電気鉄道
- ■北野線
- 妙心寺駅 (B6) - 御室仁和寺駅 (B5) - 宇多野駅 (B4)
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
参考文献
- 川島令三『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線 第6巻 米原駅 - 大阪エリア』講談社、2009年8月20日。ISBN 978-4-06-270016-0。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 近畿の駅百選
- 御室
外部リンク
- 嵐電 路線図・時刻表 - 「嵐電」(京福電気鉄道)




