南高野貝塚(みなみこうやかいづか)は、茨城県日立市南高野町1-19にある貝塚である。
概要
縄文時代中期・後期・晩期の貝塚で、茨城県北部で最大の規模を持つ。1952年(昭和27年)と1957年(昭和32年)に発掘調査が実施され、阿玉台式、加曽利式、称名寺式、堀之内式の土器、斧や皿などの石器、ヤマトシジミを中心とする貝類、カツオ、サメやスズキなどの魚類、イノシシやシカなどの哺乳類が出土している。出土品は、日立市郷土博物館などに収蔵されている。
現況
久慈川の支流茂宮川沿いの台地に立地。茨城県指定文化財史跡第三十五号として、1979年(昭和54年)3月8日に指定。管理者は、日立市教育委員会。南高野貝塚、上の台古墳群(円墳3基)、南高野横穴墓群(横穴墓34基)が南高野史跡公園(通称南高野貝塚公園、面積約3ha)として整備されている。
その他
- 南高野古墳(みなみたかのこふん)は、岐阜県揖斐郡池田町にある横穴式石室を持つ古墳で、南高野貝塚とは別のものである。
関連項目
- 貝塚
- 日本の貝塚一覧
- 日本の古墳一覧
- 縄文時代の遺跡一覧
- 南高野駅
外部リンク
- 茨城県教育委員会




