1978年のJSL(第14回日本サッカーリーグ1部および第7回日本サッカーリーグ2部)は、1部が1978年4月2日から11月5日まで行われた。

優勝は、1部が三菱重工業サッカー部、2部が本田技研工業サッカー部であった。

JSL1部

前期は前年優勝のフジタが首位で折り返したが、後期開幕戦(第10節)を終えると三菱重工が入れ替わって首位になった。三菱が後期開幕から4連勝して勝ち点16をあげていた時期に、フジタは勝ち点3しか積み上げられず、三菱が独走状態に入った。三菱は第17節、広島での東洋工業との試合に3-1で勝利して5年ぶり3度目の優勝を決めた。三菱は7、8月の第3回JSLカップから、ユニフォームの色を従来の青から赤へと変更していた。

2位には釜本邦茂がプレーイングマネージャーに就任したヤンマーが入った。。この年にクラブチームとしては初めてJSL1部に昇格した読売クラブは4位となった。後期に限定すれば7勝2敗という全チーム中トップの好成績だった。

1976年(第12回)チャンピオンの古河電工は最下位に沈んだが、本田技研との入れ替え戦を制して残留を決めた。古河はシーズン前から負傷者が続出し、開幕から8連敗を喫していた。

大会概要

  • 開催期間:前期 1978年4月2日-5月15日、後期 9月8日-11月5日。
  • 春・秋の前後期制復活。
  • 警告の累積(3回目および以降1回ごとに出場停止)による1試合の出場停止処分導入。

参加クラブ

成績

年間順位

得点ランキング

アシストランキング

表彰

JSL2部

JSL2部大会概要

  • 開催期間:1978年4月2日-。
  • 10チームで2回戦のリーグ戦で行われた。

JSL2部参加クラブ

このシーズンから帝人松山サッカー部が帝人サッカー部に名称を変更した。

JSL2部成績

JSL2部年間順位

JSL2部表彰

JSL1部・2部入替戦

参加クラブ

  • 富士通(JSL1部9位)
  • 古河電工(JSL1部10位)
  • 本田技研工業(JSL2部優勝)
  • 日産自動車(JSL2部準優勝)
  • 古河電工はJSL1部残留。富士通はJSL2部降格。
  • 日産自動車はJSL1部昇格。

JSL2部・地域リーグ入替戦

参加クラブ

  • トヨタ自動車工業(JSL2部9位)
  • 京都紫光サッカークラブ(JSL2部10位)
  • ヤマハ発動機サッカー部(全国地域サッカーリーグ決勝大会優勝)
  • 東邦チタニウムサッカー部(全国地域サッカーリーグ決勝大会準優勝)
  • トヨタ自動車工業はJSL2部残留。京都紫光クラブは地域リーグ降格。
  • ヤマハ発動機はJSL2部昇格。

出典

参考文献

  • 『日本サッカーリーグ全史』日本サッカーリーグ、1993

関連項目

  • 1978年のスポーツ
  • 第3回JSLカップ
  • 第58回天皇杯全日本サッカー選手権大会

1978年のJSL 1978 Japan Soccer League JapaneseClass.jp

JSL サッカーマガジンWEB

1978 ページ 2 見聞日記

1978

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