石錐(せきすい/いしきり)は剥片石器の一種で、獣皮や樹皮などに穴を開けるための工具(穿孔具)。一種の携帯ドリルで、日本列島では旧石器時代に出現した。

概要

材料は黒曜石やチャート、粘板岩、頁岩が多い。打製石器の範疇に含めることが多いが、先端のドリル部分には磨きをかけることが多い。

同音の石錘(せきすい)は網漁に用いられる漁具である「おもり」であり、使用法・製作法ともに異なる。石錘と区別するため「いしきり」と呼称する場合もある。

脚注

参考文献

  • 斎藤, 忠「石錐」『日本考古学用語辞典』学生社、2004年、21頁。ISBN 4311750331。 

関連項目

  • 剥片石器
  • ドリル (工具)

打製石器~石錐~/田原本町

石錐

錐I みんなの博物館

E0115777 石錐 東京国立博物館 画像検索

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