遠淵村(とおぶちむら)は、日本の領有下において樺太に存在した村(指定町村)。
遠淵という地名は、アイヌ語の「トウ・プツ」(湖の口)に由来。
概要
- 亜庭湾東岸に位置していた。
- 村内には遠淵湖があり水深が深いことで知られた。
歴史
- 1929年(昭和4年)4月1日 - 長浜郡長浜村の一部が分立して発足。大泊支庁が管轄。
- 1929年(昭和4年)7月1日 - 樺太町村制の施行により二級町村となる。
- 1942年(昭和17年)11月 - 所属郡が大泊郡に、管轄支庁が豊原支庁にそれぞれ変更。
- 1943年(昭和18年)4月1日
- 「樺太ニ施行スル法律ノ特例ニ関スル件」(大正9年勅令第124号)が廃止され、内地編入。
- 指定町村となる。
- 1945年(昭和20年)8月22日 - ソビエト連邦により占拠される。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 国家行政組織法の施行のため法的に樺太庁が廃止。同日遠淵村廃止。
村内の地名
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地域
教育
以下の学校一覧は1945年(昭和20年)4月1日現在のもの。
- 樺太公立遠淵国民学校
- 樺太公立遠淵沢国民学校
- 樺太公立胡蝶別国民学校
- 樺太公立内茂国民学校
脚注
関連項目
- 樺太庁の廃止市町村一覧




