小川 賢太郎(おがわ けんたろう、1948年7月29日 - )は、日本の経営者。すき家などを展開するゼンショーの創業者で、代表取締役会長兼社長兼CEO。

2017年より、国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)第2代会長。

来歴

石川県出身。東京都立新宿高等学校を経て、東京大学に進学するも、全共闘運動に関わり中退。

港湾労働を経て、ベトナム戦争で「資本主義のもとで貧困をなくす」ことに目覚め、通信教育で中小企業診断士の資格を取得する。

1978年、吉野家に入社。同社の倒産などをきっかけに独立し、1982年にゼンショーを創業。創業時に「全勝」「善意の商売」「禅の心で商売を行う」の3つの意味を込めて社名を命名した。横浜市鶴見区の京急本線生麦駅前で、持ち帰り弁当店「ランチボックス」、すき家1号店を開店した。

その後、M&Aで外食チェーンを次々と傘下に収め、強力なリーダーシップを発揮。2011年3月期連結決算では、連結売上高が日本マクドナルドホールディングスを上回り、外食最大手にまで成長させた。

しかし2014年春には、インターネットなどで『すき家』の過酷な労働実態が話題となり、社内に労働環境改善策を提言する第三者委員会が設置され、トップとして意識改革を求められることとなった。

2017年1月、ライフコーポレーション創業者の清水信次の後任として、国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)第2代会長に就任した。

人物

趣味は筋トレ(特にベンチプレス)。「(日本人は)ベンチプレスやって体鍛えて牛丼食ってれば戦争に負けなかった」が持論。

脚注

関連項目

  • ゼンショー
    • すき家
  • 吉野家
    • 安部修仁 - 年齢は1歳下だが、入社は6年早かった吉野家での先輩社員。小川の吉野家退職後にゼンショーの社長に就任して以降、ライバル会社の社長及び吉野家OB同志として、交流を持つようになった。

外部リンク

  • ゼンショーホールディングス
  • 国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)

生団連新会長・小川賢太郎、ずばり「抱負と決意」を語る 月刊商人舎

AIやロボット化で人余りの時代が来る Interview|国民生活産業・消費者団体連合会会長 ゼンショーホールディングス会長兼社長 小川賢太郎

営業継続と出店拡大こそ地域復興への貢献になるゼンショー会長兼社長 小川賢太郎 企業戦略 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準

「すき家」小川賢太郎会長記者会見。 自然が良い! 楽天ブログ

頂いたコメントから気付いたのだが、泉房穂前明石市長はゼンショーの「専制君主」小川賢太郎会長兼社長によく似ている。 https//www