石倉町(いしくらまち)は、富山県富山市の公称町名である。石倉町延命地蔵尊の隣に湧水が存在する。
概要
古くから製薬業が栄え、町中には多くの漢方薬店が連なる。いたち川沿いにある石倉町延命地蔵尊の湧水(石倉町の延命地蔵の水)は常願寺川の伏流水であり、多くの人が水を汲みに訪れる。
地理
河川
- いたち川
歴史
いたち川流域にある石倉町は水害の発生が多く、多くの犠牲者を出してきた。そこで供養のため人々は地蔵尊と、水害を無くすために水神碑を祀ってきた。
石倉町の延命地蔵尊は、夢に現れた地蔵尊のお告げに従い、川から拾いあげた地蔵尊を供養して作られたと言われ、その後病気であった人々が快方に向かったと伝えられる。現在では夏に石倉町の地蔵祭りが行われるが、これは犠牲者の供養の他、水害の歴史を忘れないようにする為とも言える。
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市制施行に伴い富山市に編入。
- 2008年(平成20年)- いたち川周辺の湧水が平成の名水百選に選定。
世帯数と人口
2022年(令和4年)3月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
鉄道
町内に鉄道駅はない。
バス
道路
- 雪見通り
参考出典
- 平凡社地方資料センター 編『富山県の地名 日本歴史地名大系 第16巻』平凡社、1994年。ISBN 4582910084。
脚注
関連項目
- 富山市



