ファスリエフ(Fasliyev)は、アメリカで生まれ、現役時代はヨーロッパで走った競走馬で、引退後は種牡馬となった馬である。
経歴
戦績
1999年4月にデビューを勝利し、その後1勝し、コヴェントリーステークス、フェニックスステークス、モルニ賞を制し無敗で5連勝したが、モルニ賞の2ヵ月後に繋骨を骨折し引退した。当年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬を受賞、国際レーティングで世界最高となる125ポンドを獲得した。
繁殖入り後
2000年よりアイルランド・クールモアスタッドで種牡馬入りした。その後ファーストクロップ(初年度産駒)が34頭勝ち上がり、エンドスウィープの持つ世界記録に並んだ。しかし、その後の産駒の成績は尻すぼみとなった。
2007年秋に日本に輸入され優駿スタリオンステーションで繋養されることになり、シンジケート価格は総額5億2800万円(1株880万円×60株)となっている。12月21日にシンジケートメンバーを集めてお披露目会が行われた。
2008年春から日本で供用される。
2013年7月9日、横隔膜ヘルニアにより死亡。
年度別繁殖成績表
- 中央競馬
※2006年終了時点。
主な産駒
- 2001年産
- キャリーオンケーティー/Carry On Katie(2003年チェヴァリーパークステークス)
- 2009年産
- ガイヤクイン(花吹雪賞)
- 2010年産
- ニシノファスリエフ(土佐春花賞、黒潮皐月賞)
- イセノラヴィソン(船橋記念)
- 2011年産
- アピア(優駿スプリント、船橋記念2回、習志野きらっとスプリント)
- エゴイスト(ハーベストカップ2回、OROターフスプリント)
- 2013年産
- マイタイザン(兵庫若駒賞、西日本ダービー、摂津盃、新春賞、兵庫大賞典)
- タイセイブラスト(栗駒賞)
- 2014年産
- キャプテンキング(羽田盃、ゴールドカップ、フジノウェーブ記念2回、ブリリアントカップ)
- マジックカーペット(菊水賞、園田ジュニアカップ)
- ハクユウロゼ(カペラ賞)
血統表
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post




